そのうち、圏外になり、通話ができなくなります。
イリジウムという通信サービスがあります。このサービスは、低軌道衛星の複数の衛星が地球を取り巻いており、その衛星を経由して電話通信を提供するものです。
低軌道なので、インマルサットのような高軌道の静止衛星にくらべ、音のディレイなどがなく、通常の携帯電話に近い品質が得られます。
また、アンテナもパラボラのように衛星を追尾するひつようがなく、通常の携帯よりは、大きいですが、長さ20cmくらいの棒状のアンテナで構いません。
通話料金はやや高いですが、山奥や砂漠、また、海の上などで、通話が可能です。
泉遊会のメンバーも、これを愛用しており、海の上などで利用しています。
震災などの場合、通常のインフラが機能しなくなってもこの衛星電話機は、通話ができます。災害時の非常用として、今後も利用され続けるでしょう。
イリジウム 9555 が代表的な携帯電話機です。