しかし、無線LAN (WiFi) のホットスポットから距離があったり、障害物があると、当然無線感度が落ちて、スループットが落ちます。
つまり、ネットの快適さが著しく悪化するわけです。
小生が南アジア、中東、アフリカなどインフラが良くない地域で利用するために持ち歩いているハイパワーのWiFIアダプターを利用して、無料のホットスポットである、XXX-FREEというサービスを利用してみました。
ホットスポットの出力がどの程度かわかりませんが、google map でみると700m-800m の直線距離がある公園のベンチに座り込みました。
見通しとしては、公園の木々、鉄道の橋桁などがあり、100%見通しがいいというわけでは有りませんが、途中にビル街があるというほどでは有りません。
アンテナもハイゲインの9dBiの無指向性のダイポールアンテナと、7dBiのパネルアンテナを交互に利用してみました。
ホットスポットの位置が駅にあることは明らかで、パネルアンテナのほうが、指向性を調整でき、結果としては、やや感度もよいです。下記の写真のping測定結果は、パネルアンテナのものです。
ADSLや光ファイバーとは比べ物になりませんが、サービスがフリーであること、スカイプなどのVoIPの音声も通るなど、充分、実用には耐えると感じました。
このアジアの国では、このようなフリーのホットスポットが数多くあり、公園や、道路沿いのベンチで、かなりの確立で無料無線LANを利用する機会があります。
因みに日本では、出力が巨大すぎて、無線局免許がないと利用できません。
利用した製品は、下記となります。
ARGTEK 1W WiFi アダプター ARG-0410-d
chipset: Ralink RT3070
Output power: 802.11b:28±1.5dBm, 802.11g: 23±1.5dBm
802.11n: 23±1.5dBm
9dBi Dipole アンテナ (オプション)
7dBi Panel アンテナ (オプション)
追記
この手の製品で、有名なのが、G-SKY GS-27USB-50 という機種ですが、上記のARG-0410は、その上位機種にあたります。GS-27USB-50 が出力が500 mWであるのに対して、ARG-0410-dは、1000mW となります。また新たに、802.11n 規格もサポートするようになりました。