IP電話サービスが市民権を得るようになってきました。050plusは特にスマホに特化されたものです。このサービスは、3Gの本来の携帯電話サービス以外の第二の通信手段として、スカイプなどと同様に、利用の仕方によってはとても便利で経済的なものと言えます。ただ残念ながら番号をIP PBXへ移動して利用することは出来ません。
日本国外に旅行などした場合、現地の携帯電話を購入したり現地の携帯電話サービスに加入しなくても、そのまま利用できるのが大変経済的である、というのが、ひとつの大きなポイントであると思います。
- ローミングが不要
- 海外で日本からの通話が無料で受けられる
- 掛ける側も日本国内と同じ料金
- 海外にいる050plusで国内の固定や携帯に電話しても格安
仮想的に日本国内にいるのと同じ状態というわけです。
今回は台湾で利用する方法と、その利点について説明します。
まず、スマホに限定して説明しますが、そのスマホは当然wifi でのインターネットの利用にも対応していると思います。海外へ日本国内仕様のスマホを持っていても、海外パケ放題以外にインターネットを利用するには、2つ方法があります。SIMフリー状態で、現地のSIMカードを使い3Gデータ通信をする方法と、WiFiのホットスポットでWiFI経由でネット接続する方法です。
現地SIMカードを利用する
SIMロックを外して、現地のSIMカードが使えるようにするということです。SIMロックが外れた状態をSIM アンロックとか、SIMフリーなどと呼ばれています。しかし、この作業は専門的な知識と、リスクがあります。自分でやる方法もありますし、専門業者へ依頼することもできます。いずれにしても自己リスクで行なってください。ここでは詳しくは割愛します。
SIMフリーの状態では、現地のSIMカードで通話もできますので、現地で国内通話も国際ローミングをせずに現地の通話料金で可能となります。
SIMロックのことは、こちらへ、詳しく説明されています。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/SIM%A5%ED%A5%C3%A5%AF%B2%F2%BD%FC
SIM ロックを外し、SIMフリーにしたスマホであれば、現地のSIM カードを購入して、3Gのインターネットを利用することができます。台湾であれば、中華電信(Chung Hwa Telecom)、台湾モーバイル(myfone)や、遠傳 (Far Eastone)、威寶(Vibo) の通信業者が、外国人でも利用できるプリペイSIMカードを販売しています。
http://www.fetnet.net/estore/planStore.do?cmd=initPrepayC6
威寶(Vibo)の場合は、1日、5日、10日のデータプランがあります。費用はそれぞれ、99元、249元、399元となります。
http://www.vibo.com.tw/CWS/Consumer_03_07,,,,.html
亜太通信だけは、通信方式が異なっており、日本で一般的なスマホには対応していません。
リチャージは、コンビニでリチャージ用のカードを買ったり、多目的端末で購入したりします。但し、そのやり方などは、中文と英語となりますので、分かりにくい場合は、各通信会社の店舗で買って、店員にリチャージしてもらうほうが簡単かも知れません。市内であれば、多くの直営店舗か代理店があります。
重要なのは、購入するカードがデータプランに対応していることと、3Gのカードであることです。中文では、「行動網際網路」がデータプランに相当します。パケ放題の意味は、「不限次數上網」です。
またカードの物理的サイズも通常のSIMカードと、iPhone4は4Sで使っているマイクロSIMカードの2つのサイズがあるので注意してください。SIMカードのことを、通信会社によってはUSIMカードとも呼んでいます。
台湾のパケット定額SIMの利用記事はこちらにありました。
WiFi ホットスポット
滅多に日本からも掛かってこないし、日本にかけることも少ない場合は、WiFiホットスポットを利用して、その場所にいるときだけ、050などの日本のIP電話サービスを利用するという方法も有りです。使い方によってはとても経済的になります。日本に向けて発信が多い場合は、有効な方法でしょう。
台湾は、ホットスポットの普及という点では、世界でもトップクラスでしょう。代表的なものとして、次のようなサービスがあります。
セブンwifi (全国のセブンイレブンで利用可能。有料。登録はウエブで)
http://www.7wifi.com.tw/index.aspx
TPE-Free (台北市の公共施設で利用可能。無料)
http://www.tpe-free.taipei.gov.tw/index100060001.php
WiFly (市街地と、台北の公共施設。有料)
http://www.wifly.com.tw/Wifly7/tw
其他、マクドナルドや丹堤(dante)などのファーストフード店や珈琲ショップで利用できる、hinetもあります。これは中華電信の店舗で、プリペイカードを買うことで利用できます。
こんな使い方も。。
日本の携帯電話で国際ローミングモードにして、受信は発信者表示だけ確認して、電話は切り、常にIP電話でかけ直すという方法もあります。受信時に、ほとんどの場合、掛かってきた相手の番号が表示されます。その番号をもとに、WiFiホットスポットで、ネット接続し、かけ直すのです。相手に失礼に当たる場合は、一旦応答して、急がない電話の場合は、IP電話でかけ直すということでも、かなり節約できるでしょう。
050 plus のインストール (iPhone)
手順はこちらへ詳しく書かれています。
重要なことは、050 plus のアクティベーションは日本国内で行ったほうが、何かと、便利だということです。
ですから日本におられて、海外に行かれる場合は、予めインストールを日本で終了させておいたほうがベターです。
まず、iphoneの場合は、0032-070-050へSMSを送ります。海外だとSMSが送れないので、safariで下記をアクセスします。http://050plus.com/krd/index.html
なお、androidの場合も上記で良いようです。050番号を選び、幾つかの番号がリストとして表示されるので、好きな番号を選択できます。
次に個人情報などの、申し込み情報を入れます。クレジットカードの情報も必要です。基本料金は、当初の2ヶ月か3ヶ月(キャンペーンによって異なります)はかからないとしても、月次の費用を決済する場合に必要です。カード情報が有効にならないと、050 plus の登録は完成しません。
その時に入力した、携帯電話に、お申し込み確認コールがかかってきます。音声で、4桁のコードが読み上げられます。それを、キーで入力します。正しく入力できるとokです。
ここで問題なのは、海外の番号だとダメだということです。逆に言えば、海外でもこのコールが受領できれば、設定は完了することができるわけです。国際ローミングを有効にすれば受けられます。しかし、通話料金が高いです。
appstoreで、050 plus をダウンロードし初期設定すれば、完了です。
050 plus で発信
発信する場合は、ネットが利用出来る状態で、050plusアプリを立ち上げます。国内の番号へ掛ける場合は、日本の携帯で掛けるのと同様に、市外局番から始まる固定電話番号、または携帯番号を直接入力します。海外の番号へ掛ける場合は、010+国番号を最初に付加します。これは台湾など、海外にいる場合も同じです。
仮想的に、発信者が日本国内にいるとの同様になります。これは料金面でも同じです。海外にいても、日本国内料金と同等もしくは安くなるわけです。但し、利用場所と方法によっては、ネット接続のパケット代金、またはWiFi ホットスポット利用料金は別途かかります。
050 plus で受信
受信する場合は、050 plusのアプリがフォアグラウンドあるいは、バックグラウンドで動いており、尚且つネットに接続された状態でなければなりません。理想的には3Gのネットが常時接続できていることです。
オフラインの場合など、受信できない場合に備えて留守番電話サービスもあります。
紹介者があると互いにいろいろ特典があるようなので、できれば紹介者コードのご記入をいただけると大変嬉しいです(^^)
紹介者コード
828RKW38
http://050plus.com/